エンジニアの苦手なプレゼン
エンジニアで「群衆の前で行うプレゼンテーションが苦手。話下手で、、」と考える方が多いように思えます。
今回は話下手でプレゼンが苦手と考えているエンジニアの方にために、プレゼンのコツを解説したいと思います。
エンジニアがプレゼンを行う時のポイント
ポイントがいくつかありますので、一つ一つ解説していきます。
(1)「相手の理解度」
プレゼン対象が同レベルのエンジニアなら、そこまで問題にはならないのですが経験不足な若手エンジニアや非エンジニアに対して説明するには専門用語の多用や技術レベルの高いトークは避ける必要があります。
「誰に伝えるのか?」「相手はどの程度、理解できているのか?」を理解し、プレゼンテーションの内容、表現を調整してください。
非エンジニアが対象の場合は、園児でも理解できるようにとはいいませんが、小学生でも理解できるようなプレゼンが良いと思います。
(2)「プレゼンの目的」
プレゼンを実施するあたり、必ず目的があります。
目的に沿った筋道、ゴールに向かうようにプレゼンを作成しましょう。
エンジニアのサガとして、プレゼンの目的以外の技術的な情報を1から伝えたくなってしまい、横道にそれたり、プレゼンの目的がぼやけてしまう場合があります。
また、細かく正確に伝えようとして論点がぼやけてしまうこともあります。
(例:従来品の強度が通常にくらべて3.145倍 改善した。→「3倍」と表現した方が良い場合もある)
ゴールへの筋道をしっかり描けているのか、何を伝えたいのか、無駄な情報はないか確認しましょう。
(3)「細かい配慮」
エンジニアが良くやってしまうプレゼンの失敗として、プレゼン表現の細かい配慮が出来ていない点があげられます。
グラフや表を簡略化をしてしまったり、強調表示しなかったり、表現への細かい配慮が出来ていないと非エンジニアにはまったく頭に入ってこない場合があります。
エンジニア間では暗黙の了解であっても「どの部分が重要」なのかを誰にでもわかるように配慮することが大切です。
(4)「これ!を決める」
プレゼンの1ページにあれもこれも情報を載せたくなりますが、相手は理解ができない場合が多いです。
1ページごとに「言いたいことは、これ!」を決めましょう。
今回はエンジニアのプレゼンについて解説しました。
参考にしていただけたら幸いです。
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