フェールセーフを心がけよ
私は、かつて製造業の現場で働いておりました。
製造業において、重要な設計手法の一つにフェールセーフというモノがあります。
例えば、断続的に接触面を温める装置を製作するとします。
フェールセーフの手法を取り入れて設計していないと、装置が壊れた際に、接触面を温め続け、最悪の場合、火事になる可能性も出てきます。
このような被害がでないように、故障(フェール)時には安全(セーフ)に制御されるように設計することをフェールセーフと言います。
「装置などは必ず故障する」ということを前提に考えられた信頼性設計のひとつになります。
この考え方は、製造業以外の現場においても役に立ちます。
「プログラムには必ずバグがある」
「プロジェクトには必ず不測の事態が発生する」
上記のように何事も完璧なモノは無いと考え、問題が発生してもすぐに検知、判断、対応できる仕組みを事前に想定して作っておくのが重要です。
想定内なら、冷静に対応することも可能です。
これで信頼性の高い人間になれます。
何かの参考になれたら幸いです。