会話の冒頭に相手の集中力が決まる
社会人になると様々な場面で、社内、社外で対面で対話、プレゼンテーションをすることがあります。
対話、プレゼンの際にいきなり本題へ入ると、相手の自分への関心度が低くなり、その結果、説明している内容が入りにくくなります。
とはいえ、対話の冒頭で気の利いた会話なんて、簡単に出てくるものではありません。
今回は、会話の最初に使える「BIGPR」というビジネススキルをまとめたいと思います。
これを使えば、すぐに相手の心を鷲づかみにできます。
ビジネススキル BIGPRとは
BIGPRとは会話の最初に使用すると相手の心を鷲づかみにできるビジネススキルの一つ、5個のワードの頭文字を取っています。読み方は「ビッグピーアール」と読みます。
一つ、一つ説明していきます。
Background:背景
対話の背景のこと。
「なぜこの商談に至ったか」、「プレゼンテーションをすることになったのか」など背景を話すと相手は安心して、内容に入れます。
Introduction:自己紹介
自分の自己紹介のこと。
まずは自分の名前、社外の場合は自分の会社、所属など。社内の場合は、何年入社、PJ名などを伝え、さらに今の心境「初めてお会いしたので緊張してます」などを簡単に伝えると相手の親近感の度合いが上がって自分に関心を持ってくれます。
Goal:目的
対話の目的のこと。
「今日は〇〇案件のPJ化の判断するのが目的です」「納期のスケジュールを確定させるのが目的です」「新サービスのご紹介が目的です」など、簡潔に商談やプレゼンの目的を話すことで方向性、規模感などがイメージができ相手の集中力が高まります。
Period:所要時間
対話の所要時間のこと。
おそらく相手もスケジュールを抑えた時点で規模感は理解できていると思いますが、改めて伝えましょう。「最初の30分で新サービスの説明、次の10分間で質疑応答、最後の10分でまとめたいと思います」、全体の時間区切り、流れが分かれば、相手の集中力が途切れずに最後まで聞いてくれます。
Role:役割
期待する役割のこと。
「新サービスの気になる点を言ってもらいたい」「この案件の率直な感想、購入するかどうかを率直に聞きたい」「公共交通機関を利用している際の悩み、不満点を聞きたい」など、参加している人たちは自分自身にどのような役目、役割を期待しているのか気になっています。その役割が先に明確になっていれば、その視点、観点で内容を聞いてくれるので、相手がその期待に応えやすくなります。
どんな良い内容でも、相手が集中して聞き、内容を理解してくれなければ意味がありません。
少しでもその会話、対話、プレゼンが成功するように相手の集中力、自分への関心度を高めるために「BIGPR」を活用していきましょう。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。