世の中は悪くなっているのか?
大人はことあるごとに「昔は良かった。」と口にします。
私も大人の一人であるため、確かに現在の世の中は悪くなっているような印象があります。
具体的な数字、データは思い出せないもののなぜか世の中は改善せず、悪化の一途を辿っているように感じます。
本当にそうなのでしょうか。
今回紹介する「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」という本は、現在の世の中がどのような状況なのか、なぜ世の中が悪くなっている印象が出来てしまったのかが分かります。
さらに世の中を正しく見ていける能力も身に付きます。
非常に興味深い本なので読んで欲しいです。
今回は、FACTFULNESSをカンタンにですが解説したいと思います。
ファクトフルネスとは
著書によると
ファクトフルネスとは「データを基に世界を正しく見る習慣」のこと。
まず本の冒頭の13の質問で、自分が知っていた世の中が間違っていたことに気づかされます。
以下、質問の抜粋です。
質問4.世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょうか?
A : 50歳
B : 60歳
C : 70歳質問7.自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年どう変化したでしょうか?
A : 2倍以上になった
B : あまり変わっていない
C : 半分以下になった質問9.世界中の1歳児の中で、何らかの病気に対して予防接種を受けている子どもはいくらくらいいるでしょうか?
A : 20%
B : 50%
C : 80%出典:ファクトフルネス
私は13問中11問を間違え、私の奥さんは10問を間違えました。
著書の中では、世界中の人にこの質問を投げかけると、ほとんどの人が現在の世の中を誤解していることが分かったそうです。
もし「世界はどんどん悪くなっている」と感じているとしたら、それは事実に反している。それどころか世界は確実に、どんどん良くなっている。
世の中に対して誤った認識をしているのはなぜか
このような時によくメディアのせいとしがちですが、そうではないです。
世の中を誤解している原因の一つには、私たちの本能に根ざした思い込みがあるそうです。
また先に、メディアのせいと書きましたがそのような「犯人探し」も著書では世の中を誤解してしまう要因の一つとして書かれています。
著書ではデータに基づいた真実の世界の姿を私たちに示し、そうした思い込みを克服する習慣、すなわちファクトフルネスを身につけるよう提唱してくれています。
是非、読んでみてください。