次世代の組織モデル「ティール組織」とは
さまざまな組織論が生まれては消えしています。
最近、大きな注目を集めているのが「ティール組織」です。
正直なところ私も1ヶ月前までは名前すら聞いたことがありませんでした。
今回はこのティール組織の意味、事例について解説していきたいと思います。
ティール組織とは何か、意味を解説。
ティール組織とは、各パートの上長がマネジメントをしなくても、目的のために進化を続けることができる組織のことを指します。
上長の指示がなくても一人一人が目的を達成のために、自らの頭で考え、行動を決定していく特長があります。
この概念は、2014年にフレデリック・ラルーの著書「Reinventing Organizations」で紹介され広まりました。著書の中で「旧組織は組織自体に悪影響を与える可能性をはらんでいる」とフレデリック・ラルーは指摘しています。
ティール組織に移行する意味とは
・組織内の無駄な上下関係、定期的なミーティング、目標、予算など慣例を撤廃。
・意思決定の権限・責任を管理職から従業員に譲渡。
ティール組織に期待する効果とは
・組織、従業員に革新的な変化を起こす。
ティール組織とは5段階の進化過程組織を内包
組織をいきなり「ティール組織」にしようとしても、難しいです。
ティール組織を形成するためには、5つの進化の過程を経ることが必要です。
進化の過程によって生み出されたものを内包していくことで、ティール組織が作られていきます。
ティール組織の形成に至るまでの組織形態は以下の5つの進化過程があります。
レッド(衝動型)
アンバー(順応型)
オレンジ(達成型)
グリーン(多元型)
ティール(進化型)
ティール組織を実現するためのブレイクスルー
旧組織からティール組織に進化させるためには次の3つのブレイクスルーが必要です。
セルフマネジメント(自主経営)
従業員に意思決定の権限を与える自ら設定した目標に向かって動く原動力を組織運営に活用する。
ホールネス(全体性)
旧組織の役割・ポジションを撤廃して、個が全体性をもってパフォーマンスを発揮する。
エボリューショナリーパーパス(進化目的)
組織が進化・成長する目的のこと。
将来、組織がどのようになっていたいのか、目的・目標を示すことで、自分たちの行動に落とし込む。
今回は次世代の組織モデルのひとつである「ティール組織」について解説しました。
若干理解しにくい概念でもありますので、興味がある方はフレデリック・ラルーの著書を手に取ってみてください。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。