先日、西野亮廣さんのコラムを読んで「性弱説(せいじゃくせつ)」という言葉を知りました。
非常に興味深い考え方だったので備忘録のためにまとめておきたいと思います。
人は弱い、だから悪さをする
犯罪防止策などを考える際に「人は本来、善人であるという性善説」と「人は悪人であるという性悪説」を共に議論されることが多いです。
西野さんのコラムでは、新しい考え方として「性弱説」というのがあるのを知りました。
性弱説(せいじゃくせつ)とは
「人は本来、弱い。だから悪さをしてしまうこともある」
「人は悪いことがしたいわけではない、しかし、弱いがために罪を犯してしまうこともある」という考え、自分としては非常に納得感がありました。
犯罪者に「悪さをやめろ」と言っても聞く耳をもちません。
この性弱説をもとに、犯罪防止策などを考えると「弱い人が悪さをしないための仕組み作り」となります。
弱い人たちが悪さをしないように「仕組みを変える」方が効果があると思いませんか。
例えば
・万引きをしたくなるような死角を店内に作らない
・置き引きを誘発させないように安全な荷物置き場を設置する
・人と人が衝突しないように空間をあける
・1階のベランダは入りにくいような構造にしておく
・容易に個人情報を持ち出せないように2段階でロックをかけておく
このように仕組みで抑止、防止することで弱い人が悪さをせずにすむ世の中を作ることができます。
面白い考え方ですよね。
さいごに
今回は「性弱説」について解説しました。
誰かのお役に立てたら幸いです。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。
あわせて読みたい