社会人3年目くらいに読んでほしい本
『夢をかなえる象』という小説をご存じでしょうか。
2007年に刊行され、新聞、テレビで取り上げられたり、ドラマ化、アニメ化されたのでご存じの方が多いかもしれません。
原作は水野敬也、ジャンルとしては自己啓発本になります。
社会人3年目に出会い、その後の人生に影響を与えた一冊です。
今回は『夢をかなえるゾウ』について、記事にしたいと思います。
夢をかなえるゾウ あらすじ
平凡なサラリーマンが「インドの神様」を名乗るガネーシャから課題に取り組むことによって、自らの人生を少しずつ変えていくお話です。
ガネーシャは「インドの神様」という設定ですが、なぜか関西弁をしゃべります。
主人公に対しては、愛情の裏返しなのか若干厳しめ、神様なのに主人公と良く喧嘩をします。
厳しいのも理由がありガネーシャは「主人公に物事の本質に気づいてもらって、自ら行動させて成長させる」という点を伝えたかったのかもしれません。
箇条書きですがガネーシャからの課題を下記にまとめます。
夢をかなえるゾウ ガネーシャの課題一覧
- 靴をみがく
- コンビニでおつりを募金する
- 食事は腹八分
- 人がほしがっているものを先取りする
- 会った人を笑わせる
- トイレ掃除をする
- まっすぐ帰宅する
- その日頑張った自分を褒める
- 1日何かをやめてみる
- 決めたことを続けるための環境を作る
- 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
- 自分が1番得意なことを人に聞く
- 自分の苦手なことを人に聞く
- 夢を楽しく想像する
- 運が良いと口にする
- ただでもらう
- 明日の準備をする
- 身近にいる1番大事な人を喜ばせる
- 誰か1人の良いところを見つけて褒める
- 人の長所を盗む
- 求人情報誌を見る
- お参りに行く
- 人気店に入り、人気の理由を観察する
- プレゼントをして驚かせる
- やらずに後悔していることを今日から始める
- サービスとしての夢を語る
- 人の成功をサポートする
- 応募する
それぞれの課題の意味や主人公がその結果どうなったのかは、実際に小説を読んでみて確認してみてください。
「夢をかなえるゾウ」を読んだ感想。
私の場合ですが、最初は自己啓発本だと知らずに会社の先輩から勧められて読みました。
先入観もなかったのと、会話形式で進むストーリーに通常のビジネス本・自己啓発本よりサクサク読めた気がします。
読んだタイミングは、社会人3年目。
会社の全体像や社会の歩き方、そして自分の能力の限界など、見えたところでもモヤモヤしていた時期でもありました。
その時の自分と主人公のサラリーマンとが、似ていて感情移入できたのも、最後まで一気に読めた理由の一つかもしれません。
そして読み終わった時、心のモヤモヤが晴れてスッキリし、そしてなぜかエネルギーに満ち溢れたのを覚えてます。
「自分でも変われそう、現状を変えられるかも、挑戦してみたい」と若干前のめりに考えていた気がします。
その後、実際に様々な挑戦をし、最終的には自分が本当に興味がある業界に転職できました。
自分の人生を変えた一冊です。
是非、社会人3年目前後の方で漠然とした不安、モヤモヤを抱えている人はこの本を手に取ってみて欲しいと思います。
自己啓発本・ビジネス本と肩ひじを張らずに、気軽に読んでみて欲しいと思います。
かならず成長とは約束できませんが、「面白い小説」であるのは確かなので。
今なら、Amazonで本の中身も50ページほど試し読みができるそうです。
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以上、ワーカホリックダイアリーでした。