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個人を特定されないために気を付ける方法
個人の特定に繋がる情報を理解していないと誤ってインターネット上に開示してしまうことがあります。
個人情報の取り扱いに気を付ける事はインターネット上で自身を守る意味もありますし、周りの人間を守る意味もあります。
改めて、どのような情報が個人の特定に繋がってしまうのかを解説します。
名称
まず名称です。
当たり前の話ですが、様々な名称で個人の特定に繋がってしまいます。
企業名
企業名のフルネーム、通称を開示するのは企業の規模にもよりますが、一発で特定に繋がる場合があります。
「Nというゲーム会社で営業部に配属になりました。」
知名度が高い企業だったら、イニシャルだったとしても1つ、2つヒントがあると特定できます。
地域名
地域、住所の開示も危険です。
ワカホ町のハンバーガー屋で働いてます
あなたのファンがお店に押しかけます。
気を付けましょう。
写真
写真は驚くほど大量の情報を含んでいます。
開示する際は、次の点を気を付けてください。
顔写真
自分の顔はもとより、ガラスに写りこんだ顔、身内(赤ちゃん、兄弟)の顔出しは個人の特定に繋がりやすいです。
看板、電柱
何気ない風景写真でも方面看板や電柱に書かれた住所で簡単に場所が特定されることがあります。
看板が写ってないか、よく確認しましょう。
位置情報データ
スマホのカメラの設定によっては、撮影場所の緯度経度情報を写真に埋め込むことがあります。
先日、サンリオに行った時に撮った写真ですが、緯度経度情報が埋め込まれていたので詳細住所が丸分かりです。
自宅の緯度経度情報が埋め込めれた写真が、ネット上で公開されていたらと考えると震えてきますね。
写真に位置情報を付けない設定
カメラの「詳細設定」の【位置情報の保存】をOFFにする
WordPressを利用しブログなどで写真をアップしている方は、位置情報を削除するプラグインを入れておくことをおすすめします。
既存の写真データからも位置情報を削除することが可能です。
プラグイン名:「EWWW Image Optimizer」
設定方法は簡単でEWWWの基本設定の「Remove Metadata」にチェックを入れて保存するだけです。ぜひ利用ください。
記念日
記念日も住んでいる地域、所属などを特定する重要な情報源になります。
県民の日、創立記念日
県民の日や創立記念日で、お休みになるので浮かれてSNSで投稿しがちです。きをつけて。
「今日は学校の創立記念日でお休みだったので、映画見に行きました!」
地域が絞られた状態で、創立記念日などの話が決定打になる場合もあるので気を付けたいところです。
誕生日、結婚記念日
当たり前ですが、誕生日などは重要書類にも記載する個人情報の一つですので、不用意に開示しないほうがよいです。
公共交通
交通関連の情報もヒントになる場合があります。
時刻表
時刻表は地域が特定されるだけでなく、普段の通学路、通勤路がバレてしまいます。
時刻表の全体を開示してなくても、一部の数字の並びから何々駅の時刻表と言い当てられるマニアの方もいますので気を付けましょう。
遅延情報
電車が遅れたなどの情報も、SNSであげがちだが、これも気を付けたいです。
「4/12 9:00 乗客トラブルで30分遅れ」など情報があればどの電車、どの路線なのかすぐに特定できそうなのが分かると思います。
店舗
チェーン店、個別店舗などでも特定につながる場合があります。
バイト先
バイト先の悪ふざけ写真をSNSで投稿し炎上、バイト先にクレームが殺到。
定期的にそんなニュースがあがってきます。
バイト先の制服、店内の様子などで、全国に覚えているひとがいます。
まずバレますので、バイト中の写真撮影はやめましょう。
地域の店
全国展開だと思っていたお店が実は特定地域だけしか無かった場合、その店の話題を出すだけで、地域が特定されてしまいます。
気候、天災
大雪が降った、雹が降った、台風が直撃した、地震があったなど、局所的な事象について語ることはそれだけで、リスクとなります。
気を付けましょう。
SNS関連
SNSに繋がっているだけで、巻き込み事故が起きて個人が特定されてしまうことあります。
フォロワー
特定の地域、学校のフォロワーが多いことで、その地域や学校に縁があるとばれてしまいます
友達から漏れる
SNS上で同級生と紹介していたと人間が本人の出身地、出身校について開示してしまうことが時々あります。
自分自身が個人情報を開示しないように気を付けていたとしてもSNS上で繋がっている友人から漏れる場合もあるので十分気を付けたい。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。