皆さんもそうだと思いますが、人は照明によって無意識に声の大きさを変えています。
先日、読んだ論文「室内照明と第三者の存在が会話音量に与える影響」によると照明の明るさと会話の音量には相関があるそうです。
今回は「明るさと声の大きさ」について考えたいと思います。
「照明の明るさ」と「声の大きさ」に相関がある
イメージしてみてください。
「一般的な天井照明の部屋」と「ろうそく一本で照らされている部屋」
会話をするとき、声が小さくなってしまいそうなのはどちらでしょうか。
ろうそく一本の部屋ですね。
論文の実験でも、みなさんがイメージした通りの結果となっていました。
・「全体を照らす天井照明の部屋」の会話音量は大きくなる。
・「ろうそく一本の部屋」の会話音量は小さくなる。
私は、この結果は周辺環境の把握率の差からくるものではないかと考えました。
部屋の照明、明るさによって、自分たち以外の存在を把握でき、問題なければ安心して大きな声で会話ができる。
逆にろうそくの灯では、周辺環境を把握することができないため、第三者に聞かれるリスクを無意識に恐れて会話音量が小さくなるのだと思われます。
この結果は、オフィスやカフェなどにも応用できそうです。
例えば、オフィスはくっきり明るい照明にし、まったりゆったり静かなカフェにしたければ局所的な暗めの照明するなど。
さいごに
今回は「明るさと声の大きさ」について考えました。
誰かのお役に立てたら幸いです。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。
出典:「室内照明と第三者の存在が会話音量に与える影響」