こんな方におすすめ
- アプリの分析担当の方。
- アクティブ率の概要を知りたい方。
- アクティブ率の計算方法を知りたい方。
機能、サービスは利用されているのか?
アプリ解析、分析担当者なら「アクティブ率」という言葉を一度は耳にしているのではないでしょうか。
アクティブ率について、計算方法と共に解説していきたいと思います。
アクティブ率とは
意味
全体ユーザのうち、対象期間内に一度でも起動しているアクティブなユーザの割合
解説
主にアプリが適切に利用されているか計測するために使われます。
アプリの評価などは、ダウンロード数や会員登録で判断されがちです。
ダウンロードしたユーザ、会員登録したユーザが100%使ってくれているなら、何の問題もないのですが、現実はそうではありません。
例えば、1000円割り引くからアプリをダウンロードしてもらうなど、本質的ではない訴求をおこなったとします。
1000人ダウンロードしたが、実際アプリを利用しているのは、5人しかいない、といった事態になる場合があります。
単純にダウンロードだけで、訴求の成功を判断していたら、問題点の検知をすることさえできません。
アクティブ率を知る
ダウンロードしたユーザのうち、アプリを利用しているユーザの割合を知ることができればと、正当な評価が可能です。
公式は以下のようになります。
公式
アクティブ率[%]=アクティブユーザ数÷全ダウンロード数×100
※アクティブユーザ数とは、対象期間内に一度でもアプリを利用した人数。
対象とする期間に応じて名前が変わります。日:DAU、週:WAU、月:MAU。
今までにダウンロード人数が1000人のうち、昨日1日で使ってくれたユーザの数は350人とした場合の「デイリー アクティブ率」は
35[%]=350人÷1000×100
となります。
別の数字を分母にする
ダウンロード数を利用すると、アンインストール数など考慮していかないと、時間が立つにつれて現実とズレが大きくなる懸念があります。
そこで、日のアクティブ率を測る際に月のアクティブユーザ数を分母にして評価することで、アンインストール数などの外乱に左右されずに定量的な評価が可能になります。
公式(日のアクティブ率に限る)
アクティブ率[%]=DAU÷MAU×100
まとめ
アプリ改善で重要なアクティブ率。
こちらはAndroidアプリならGoogleアナリティクス(アクティブ数取得のため)、デベロッパーコンソール(ダウンロード数取得のため)、iPhoneアプリなら、Googleアナリティクス(アクティブ数取得のため)、AppStoreConnect(ダウンロード数取得のため)
といったツールで簡単に見れます。
アプリがきちんと利用されているか解析、改善したいと思っている人はご利用してみてはいかがでしょうか。
何かの参考になれたら幸いです。