社会人のビジネス基礎力は20代がトップ。
2018年に経済産業省が掲げた「新・社会人基礎力」をベースに同社が新たにビジネス基礎力を定義し、社会人約5万人に診断テストを行いました。
診断結果で、ゆとり世代と呼ばれた20代がビジネス基礎力が一番高いという結果になりました。
今回はこちらの件について調査したいと思います。
目次
ビジネス基礎力とは
経済産業省の社会人基礎力をベースにラーニングエージェンシー社が定義した「組織の中で期待される成果を継続的に出すために必要な知識・スキルのうち職種・業種・役職を問わず共通して必要になる基礎的な力」のこと。
出典:ラーニングエージェンシー
ビジネス基礎力は次の4カテゴリの診断テストで採点されます。
①ビジネスパーソンに必要な知識
・経営
・財務、経理
・マーケティング
・法務、人事、労務
・時事問題
②仕事の計画力や進め方
・計画
・目的、目標
・業務管理
・振り返り、評価
・改善
③コミュニケーション力
・傾聴
・口頭伝達
・ビジネスマナー
・ネゴシエーション
・文書伝達
④思考力
・数的処理
・情報収集
・思考法活用
・解決策立案
・課題設定
ビジネス基礎力診断テスト結果
年代別の平均スコア
かつては上の世代から「ゆとり世代」と揶揄された20代は現代のビジネスの基礎的な能力は全世代の中で一番高いようです。
また加齢とともにスコアが低くなっていくのが分かります。
業種別の平均スコア
1位がIT系、2位が学術研究、専門・技術サービス業、3位はサービス業と続きました。
業種別の平均スコア
1位が会計職、コンサルタント職、2位が医療、介護の専門職、3位は技術職と続きました。
結果の考察
今の世の中に必要なビジネススキルは日々進化していっているため、特にIT系ツールを駆使した効率アップや情報収集などITリテラシーの差が結果に大きく影響していると思われます。
また今の若い世代は体系だったビジネススキルを入社時にしっかり学習できるのも大きく影響。
40代、50代の結果は「現場で学ぶ、上司から盗む」といった少し非効率的な学習スタイルが多くあった時代のため、仕方ないのかもしれません。
さいごに
今回は企業が発表したビジネス基礎力のテスト結果について考察しました。
誰かのお役に立てたら幸いです。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。