複利って何?
元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方法を取ること、この事を複利と呼びます。
複利の力を使うとお金が雪だるま式に増えることになります。
借金の場合は地獄ですが
投資の場合はお金がお金を生むことになり、時間経過とともに億万長者が約束されます。
天才学者アインシュタインも複利の可能性の大きさについて、次のように述べてます。
人類最大の発明は複利である
The most powerful force in the universe is compound interest.
無利子と単利と複利の差
無利子の場合
100万円を投資しないで10年置いておくと100万円のままです。
収益は0円。
次に単利の場合どうでしょうか。
単利の場合
100万円を単利7%で運営してみます。
毎年の元金は100万となり、1年ごとに7万の収益があります。
10年ですと「7万×10年」で
収益は70万円。
次に複利の場合どうでしょうか。
複利の場合
100万円を複利7%で運営してみます。
スタートの元金は100万ですが
1年たつと107万円が元金となります。
107万円に金利をかけることになりますので翌年は114.5万円。
さらに先まで追ってみます。
運用期間 | 元金(資産) |
0年 | 100.0万円 |
1年 | 107.0万円 |
2年 | 114.5万円 |
3年 | 122.5万円 |
4年 | 131.1万円 |
5年 | 140.3万円 |
6年 | 150.1万円 |
7年 | 160.6万円 |
8年 | 171.8万円 |
9年 | 183.8万円 |
10年 | 196.7万円 |
11年 | 210.5万円 |
表にあるように10年後には元金の倍のお金になりました。
収益は96.7万円
無利子の場合の差は歴然ですが、単利でも26.7万の差がでましたね。
時間が経てば経つほど、この差は大きなものになります。
すごく夢がありますね。
驚くことに、バブル期には実際に5~6%の利子の時代もありました。
現在の利子は0.001%、計算するだけ無駄と感じてしまうぐらいです。
昔が羨ましい。
先ほどは7%の金利だったら倍になるまで約10年かかりました。
1%だったら?逆に10%だったら?何年かかるのか気になりますよね。
それは「72の法則」で求めることができます。
72の法則。
金利を何%にすれば、元金が倍になるのかを簡易的にもとめるには
「72」を%の数字で割ればいいだけです。10%まで以下にまとめておきます。
金利 | 計算式 | 元金が倍になる期間 |
1% | 72÷1 | 72年 |
2% | 72÷2 | 36年 |
3% | 72÷3 | 24年 |
4% | 72÷4 | 18年 |
5% | 72÷5 | 14年 |
6% | 72÷6 | 12年 |
7% | 72÷7 | 10年 |
8% | 72÷8 | 9年 |
9% | 72÷9 | 8年 |
10% | 72÷10 | 7年 |
不思議な法則ですね。
複利って面白い!
今回は人類の大発明である「複利」について調べました。
以上、ワーカホリックダイアリーでした。